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2008年11月09日(日) 22時19分

<愛知射殺>別のブラジル人男性も撃たれ負傷 同じ犯人か毎日新聞

 愛知県小牧市で8日夜、外国人風の男性が拳銃で撃たれ死亡した事件で、別のブラジル人男性(38)が現場で背中を撃たれ、滋賀県長浜市の病院に運ばれていたことが9日、県警小牧署捜査本部の調べで分かった。男性は脊髄(せきずい)を損傷しているが、命に別条はないという。捜査本部は2人が同じ犯人に撃たれた可能性があるとみて捜査している。

 調べでは、男性は8日午後8時半ごろ、小牧市間々の建設会社敷地内で知人のブラジル人男性2人と、死亡した外国人風の男と会っていたところ、撃たれ負傷した。

 男性は同9時半ごろ、知人2人に乗用車で長浜市の病院に運ばれ治療を受けた。知人2人によると、男性は事前に携帯電話で何者かと連絡を取り、相手の指示に従って現場に向かったという。知人2人は取り調べに「ディスコに行くため小牧に行き撃たれた」など話しているという。

 また死亡した男性の死因が、首や心臓を撃たれたことによる失血死であることが9日、捜査本部の調べで分かった。車内には覚せい剤などの薬物と現金約74万円の入った財布、携帯電話が残されており、捜査本部は薬物を巡るトラブルとみて、慎重に捜査している。【飯田和樹】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081109-00000045-mai-soci