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2008年11月09日(日) 20時20分

麻生首相、就任後初の地方遊説…追加景気対策などアピール読売新聞

 麻生首相は9日、茨城県を訪れ、首相就任後初めての地方遊説を行った。

 遊説は政権の地方重視の姿勢をアピールするもので、首相は政府がまとめた追加景気対策の重要性などを訴えた。

 首相は水戸市での街頭演説で追加景気対策について、「生活者支援や中小企業金融に(資金が)回っていくような仕組みになっている。是非内容を見てほしい」と語った。消費税率の引き上げについては「小負担で中福祉はできない。景気対策をして、経済のパイが大きくなったところで、介護、福祉、医療に使わせてもらうため、消費税を上げさせてほしい」と理解を求めた。

 また、「民主党が言う高速道路(料金)をただにするというのは、聞こえはいい。補修費やら修理はどうするのか、と聞きたい。(政府は)週末だけ、最高1000円にする。これは、間違いなくやる」と民主党との違いを強調した。

 首相は、ひたちなか市の那珂湊漁港やつくば市の「つくば科学フェスティバル」なども視察し、関係者と意見交換した。視察後、首相はつくば市内で記者団に、「地方に回ると本当の話が見えるような感じがする」と遊説の意義を強調した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081109-00000033-yom-pol