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2008年11月09日(日) 19時39分

パレスチナ和平、仕切り直しへ=交渉再開1年で仲介者ら協議−エジプト時事通信

 【エルサレム9日時事】イスラエルとパレスチナの2国家共存に向けた和平交渉を仲介する米ロ、欧州連合(EU)、国連の4者は9日、エジプトの保養地シャルムエルシェイクで協議を行った。停滞する交渉を総括し、進展に向けて仕切り直しを図る機会になるとみられる。
 和平交渉は昨年11月、米アナポリスで開かれた国際会議を機に再開された。しかし、エルサレムの帰属などの問題で歩み寄りがみられず、当初目標とされたブッシュ米大統領が退任する来年1月までの妥結は不可能な情勢だ。
 今回の協議には国連の潘基文事務総長やライス米国務長官らが出席。アッバス・パレスチナ自治政府議長やリブニ・イスラエル外相も参加し、4者に対して交渉の状況を報告した。 

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