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2008年11月09日(日) 18時57分

本山組が王座獲得、日産GT−Rは9戦7勝 スーパーGT最終戦産経新聞

 国内最高の人気を誇る四輪モータースポーツ、スーパーGTの今季最終第9戦は9日、静岡・富士スピードウェイ(1周4.563キロ)で66周の決勝を行い、GT500クラスで日産GT−Rの本山哲、ブノワ・トレルイエ(フランス)組がシリーズ王座を獲得した。

 松田次生、セバスチャン・フィリップ(フランス)組の日産GT−Rが1時間57分9秒624で第6戦・鈴鹿以来の今季2勝目を挙げ、日産GT−R勢は今季全9戦中7勝とした。2位に立川祐路、リチャード・ライアン(英国)組、3位に伊藤大輔、ビヨン・ビルドハイム(スウェーデン)のレクサスSC430勢が続いた。

 直前に降った雨で路面がぬれる難しい状況の中、予選12番手の松田組は晴れ用タイヤでスタート。2周目以降、雨用タイヤで出た他車が晴れ用に交換するためピットに入る間に2位に浮上し、18周目には前走車を抜いてトップに立った。

 中盤、3番手に上がっていた本山組は、ドライバー交代の後に再び降り出した雨のため再度、雨用タイヤへ交換。これで順位を落としたが9位でゴールし、シリーズポイントを76点とした。ランク2位だった道上龍、小暮卓史組ホンダNSXは14位で無得点。レクサスSC430の脇阪寿一、アンドレ・ロッテラー(ドイツ)組と立川、ライアン組も届かず、本山組の王座が決まった。本山は2004年以来の3度目、トレルイエは初のドライバー王座。

 GT300クラスでは谷口信輝、ドミニク・ファーンバッハー(ドイツ)組のポルシェ911GT3Rが今季初優勝。星野一樹、安田裕信組の日産フェアレディZが王座を獲得した。

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