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2008年11月09日(日) 15時08分

細田氏「年内解散ない」 最終機会は年明けと鳩山氏東京新聞

 自民党の細田博之幹事長は9日のフジテレビ番組で、年内の衆院解散に関し「今やないだろう。もうちょっと先に延びたと思う」と述べ、年明け以降に先送りされたとの認識を示した。

 一方、同席した民主党の鳩山由紀夫幹事長は「経済対策一つまとめきれず、政権がおかしな方向に行っている。麻生内閣は持たない」と指摘。年明けの通常国会冒頭が麻生太郎首相にとって衆院解散の「最後のチャンス」との見方を示した。

 これまで年内の早期解散を主張してきた細田氏は、首相が先月末に解散当面見送りを表明した後も「警鐘を鳴らすのが私の役割」と強調。この日も「早期解散すべきだという考え方は変わっていない」と付言した。

 細田氏は、追加経済対策に盛り込まれた定額給付金の支給対象に所得制限を設けるか否かをめぐり政府、与党内で意見の食い違いが表面化していることについて「私も申し訳ないと思っている」と陳謝した。

 鳩山氏は「自民党も気が進まず、公明党から言われて『しょうがない。選挙直前にばらまこう』という発想でやろうとしたからだ」と指摘した。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008110901000090.html