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2008年11月09日(日) 11時15分

那覇市長選に3人届け出 衆院選にらみ与野党総力戦東京新聞

 任期満了に伴う那覇市長選が9日告示され、3選を目指す無所属で現職の翁長雄志氏(58)=自民、公明推薦=と、無所属新人で元沖縄県議の平良長政氏(65)=民主、共産、社民、国民新、沖縄社大推薦=、諸派新人で会社役員の屋良朝助氏(56)の3人が立候補を届け出た。

 ほかに届け出の動きはなく、翁長氏と平良氏の事実上の一騎打ちとなる見通し。16日に投票、即日開票される。

 与野党ともに次期衆院選の前哨戦と位置付け、総力戦の態勢。翁長氏が人件費削減や職員の意識改革による市民サービス向上など2期8年の実績をアピールするのに対し、平良氏は後期高齢者医療制度の廃止などを前面に掲げ、自公連立政権に対する批判票の取り込みを狙う。

 翁長氏は選挙事務所前での第一声で「8年で約150億円の歳出削減をした。今度は(市街地の)再開発などで歳入を確保したい」と3期目への意欲を強調。平良氏も事務所前で「自公政治に終止符を打ち、沖縄と日本の政治を変えたい。市民が主人公となる市政を目指す」と強調した。

 屋良氏は財政再建と談合や天下りの禁止などを訴えた。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008110901000063.html