記事登録
2008年11月09日(日) 06時03分

プロテニス選手も大麻使用で永久追放かスポーツ報知

 関東信越厚生局麻薬取締部は8日、大麻取締法違反(所持)と覚せい剤取締法違反で、元AV女優の倖田梨紗(こうだ・りさ)=本名・菊地有紗=被告(22)を逮捕、起訴していたことを明らかにした。また、交際相手のプロテニス選手・宮尾祥慈容疑者(27)も大麻取締法違反で逮捕したと発表。日本テニス協会はこの日、宮尾容疑者の逮捕を受け会見し、謝罪。同容疑者の永久追放処分の可能性を示した。

 日本テニス協会の渡辺康二専務理事は8日、宮尾容疑者の逮捕を受けて会見し「処分はかなり重くなるのではないか」と述べ、協会の罰則規程(警告、謹慎など7段階)の中でも最も重い「協会からの永久追放」も辞さない考えを示した。

 協会側は、6日に週刊誌からの問い合わせがあり、初めて事件を知ったという。渡辺理事は「研修会でアンチドーピングを啓蒙(けいもう)してきたが、結果的に不十分だったと認識せざるを得ない」と語った。宮尾容疑者の処分は、事実を把握した時点で、規程にはかり決定するという。

 テニス界は現在、錦織圭選手やクルム伊達公子選手らの活躍で盛り上がっているが、渡辺理事は「テニスのイメージが向上してきたところで大変痛手だと感じている」と認めた上で「大麻は社会的にも問題になっている。これがいいクスリになって、(選手たちが)大変な問題だと再認識してくれれば」と話した。

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20081109-OHT1T00103.htm