宇都宮市大谷町の市立城山中央小学校グラウンドにある砂場で８日午後５時半ごろ、市立城山中学校の生徒６人が砂に体を埋める「砂風呂遊び」をしていたところ、中学２年の男子生徒（１３）が意識不明の重体となった。
宇都宮中央署によると、６人はこの日午後２時ごろ、砂場に約７０センチ掘った穴に、うち４人が体育座りで一列に座り、残り２人が砂をかけ遊んでいた。４人は約３時間、首まで埋まっていたが、１人が体調不良を訴えて立ち上がり、そのまま崩れ落ちるように倒れたという。現場の小学校で開かれたバドミントン教室に、子供を送りに来た女性が異常に気付いて１１９番通報し、病院に運ばれたが、意識不明の重体。
この男子生徒が意識を失った原因は不明だが、外傷や殴られた形跡などはなく、同署では「いじめではなかったようだ」といい、原因を調べている。
６人は同じ弓道部に所属する遊び仲間で、この日もクラブ活動の帰りに遊んでいた。城山中の富田友子校長は「６人は仲が良く、ふだんから一緒に遊んでいた。いじめの認識はない。（重体の生徒は）元気に学校に戻ってこられるよう、頑張ってほしい」と話した。
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