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2008年11月09日(日) 09時58分

見事な紅葉に観光地ホクホク中国新聞

 台風が日本列島に1つも上陸していない今年、広島県内の紅葉が例年にも増して美しく色づいている。葉の傷みや、落葉の被害を受けなかったのが要因。紅葉狩りに出掛けた観光客や名所の関係者も顔をほころばせている。

 庄原市の吾妻山は、カエデやブナ、ヤマボウシが赤や黄色に染まり、山肌を彩る。10日ごろまで登山客を楽しませそう。三段峡(安芸太田町、北広島町)も最盛期を迎えた。地元の観光協会は「昨秋は暑さが長引いて葉が茶色になっただけに、今秋の近年にない美しさがより際立つ」という。

 宮島(廿日市市)は15日ごろに見ごろを迎えそうだ。宮島観光協会は「葉の痛みや落葉が少なく、今からピークが楽しみ」。岩国紅葉谷公園(岩国市)はモミジ約1000本が色づき始めた。市観光課は「鮮やかに発色しそう」と期待する。

【写真説明】吾妻山山頂付近の山肌を彩る紅葉

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200811090058.html