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2008年11月09日(日) 14時56分

緊急走行のパトカーが事故 2人軽傷、公表せず中国新聞

 神奈川県警葉山署地域課の巡査長(41)が運転するパトカーが九月、同県葉山町で緊急走行中にタクシーと衝突し、二人に軽傷を負わせていたことが九日、分かった。

 事実を公表していなかった同署は「当初は物損事故で取り扱い、その後判明したけがも軽傷だったので広報基準に満たなかった」と説明。道交法違反と自動車運転過失傷害の疑いで巡査長を書類送検する方針。

 調べでは、巡査長は九月十四日午前一時十五分ごろ、同町一色の信号機のある交差点で右から来たタクシーと衝突し、女性運転手(64)と女性客(25)に軽傷を負わせた疑い。

 巡査長は暴走族の取り締まりで赤色灯をつけ、サイレンを鳴らして走行。赤信号で一時停止した後に衝突した。

 高田橋修一こうだばし・しゅういち副署長は「事故を起こして申し訳ない」と話している。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200811090245.html