記事登録
2008年11月08日(土) 23時11分

<砂風呂遊び>中2重体 穴から引き上げた後、倒れ 宇都宮毎日新聞

 8日午後5時35分ごろ、宇都宮市大谷町の市立城山中央小の校庭で、砂遊びをしていた市立城山中2年の男子生徒(13)が呼吸困難になっていると、同小敷地内にいた女性から119番があった。男子生徒は病院に運ばれたが意識不明の重体。栃木県警宇都宮中央署は一緒にいた同級生から事情を聴き、当時の状況や原因を調べている。

 同署などの調べでは、男子生徒は同3時ごろから、同級生5人と校庭の砂場で遊んでいた。病院に運ばれた男子生徒を含む4人が、砂場に掘った深さ70センチの穴の中に入って横一列にひざ立ちになり、残る2人が4人の首の高さまで砂を埋める「砂風呂遊び」をしていたという。

 3人は自力で抜け出したが、男子生徒が出られなかったため、他の生徒が引き上げたところ、1、2歩歩いて倒れたという。6人は以前にも同じ遊びをしたことがあるという。

 6人はこの日、同市内で開かれた弓道の審査会に参加した後、遊びに来ていた。同中は男子生徒の病歴について報告は受けていないという。【山下俊輔、松崎真理】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081108-00000087-mai-soci