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2008年11月07日(金) 01時34分

米新政権にパウエル氏ら浮上 スター閣僚並ぶ?東京新聞

 【ワシントン6日共同】新政権の骨格づくりを急ぐ米民主党のオバマ次期大統領(47)が、共和党のブッシュ政権で国務長官を務めたコリン・パウエル氏(71)や、故ケネディ大統領のおいロバート・ケネディ・ジュニア氏(54)らの閣僚起用を検討していることが6日、分かった。政治専門サイト「ポリティコ」が民主党当局者の話として報じ、オバマ政権が著名人をそろえた「スター内閣」になる可能性を指摘した。

 喫緊の課題である金融危機対策の司令塔、財務長官人事も焦点。ニューヨーク連邦準備銀行のガイトナー総裁やボルカー元連邦準備制度理事会(FRB)議長らが有力視されており、著名投資家バフェット氏らの名前も挙がっている。

 ブッシュ大統領は6日、来週前半にオバマ氏と会談し、山積する懸案を話し合うと表明、スムーズな政権移行に向けた準備を本格化させる意向を示した。

 同当局者によると、オバマ氏は来年1月20日の就任に向けホワイトハウスの要となる首席補佐官や、経済、安全保障関係閣僚の人選を最優先し、早期に発表する意向という。米メディアによると、オバマ氏は既に地元イリノイ州選出のエマニュエル下院議員に首席補佐官就任を打診した。

 党派を超えた結束の証しとして、パウエル氏には国防長官か教育長官ポストを検討。ケネディ氏には環境派弁護士としての経歴を考慮し、環境保護局長官のポストを用意しているという。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008110601000611.html