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2008年11月07日(金) 01時33分

小型バス爆発、8人死亡 ロシア南部、テロ容疑で捜査東京新聞

 【モスクワ6日共同】インタファクス通信などによると、ロシア南部・北オセチア共和国の首都ウラジカフカス中心部の通りで6日、小型乗り合いバスが爆発、捜査当局によると8人が死亡し、30人以上が負傷した。地元検察幹部はテロなどの疑いで捜査を開始したと述べた。

 ロシア大統領府によると、メドベージェフ大統領は同日、事件の解明に全力を挙げ、同共和国が位置するカフカス地域の治安措置を強化するよう指示した。

 検察当局者は、爆発はバスの外側で発生し、殺傷力を高めるための爆発物の材料が現場から見つかったことなどから「テロであることは明らかだ」と述べた。事件の背後関係などは不明だが、共和国大統領府当局者は、女性の自爆犯による犯行の可能性があると述べた。

 爆発当初は、車の燃料として使われているガスのタンクが爆発した可能性も指摘されていた。

 北オセチア共和国は、ロシアが8月に軍事介入したグルジア・南オセチア自治州に隣接している。同共和国を含むカフカス地域では、イングーシ共和国で治安当局と武装勢力が衝突を繰り返すなど治安が悪化している。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008110601001032.html