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2008年11月07日(金) 00時00分

オキシダント発令、増加傾向中国新聞

 岡山県がまとめた本年度(4—9月)の光化学オキシダント情報・注意報の発令件数は34件で、2006年度の35件に次いで過去10年間で2番目に多かった。いったん沈静化後、ここ数年は増加傾向にあり、県は経済成長が著しい中国からの汚染物質の飛来が原因とみている。

 オキシダント濃度が0.12ppm以上の注意報は6件で、すべて倉敷市。0.10ppm以上の情報は28件で、倉敷市16件、浅口市3件、岡山、総社、備前、里庄の3市1町が各2件、井原市1件となっている。今年4月に観測を始めた津山、真庭、新見市では発令がなかった。

 オキシダント情報・注意報は、倉敷市の水島コンビナートから排出される窒素酸化物などの影響とみられ、1970、80年代には90—50件の発令を記録したが、90年代以降は10件程度と沈静化。ところが06年度は35件、07年度は27件と再び増加傾向にある。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200811070016.html