記事登録
2008年11月07日(金) 01時22分

浄水器販売業者に業務停止命令 岩手と埼玉でも産経新聞

 高齢者を狙って誇大な勧誘を繰り返すなどして家庭用浄水器を契約させていたとして、埼玉県は6日、特定商取引法に基づき、訪問販売業「フォーライフ」(さいたま市)と「COUSUI」(東京都台東区)に対し、3カ月間の業務停止を命じた。

 また、岩手県も6日、同法に基づき、東京都台東区の訪問販売業「メディカル・フューチャー」に対し、7日から3カ月間の業務停止を命令した。同県内での被害は39件、約1900万円に上るという。

 埼玉県によると、フォーライフとCOUSUIは平成17年ごろから、販売目的を隠して家庭を訪問し、水道水を点検。水質基準上問題のない残留塩素に反応する薬品で赤や黄色に変わった水を見せ、「こんな水を飲んでいたら体に良くない」などと言って、約35万円〜47万円で浄水器を販売していた。

 岩手県によると、メディカル・フューチャーの販売員は主に高齢者宅に電話で「浄水器ついていますね。無料で点検に行きます」などと本来の商品販売の目的を告げずに訪問し、自社の家庭用浄活水器(定価45万9900円)などを売りつけた。

 東京都も同日、フォーライフ、COUSUIとグレイシズ(大阪市)に対して3カ月間の業務停止命令を出している。

【関連記事】
浄水器不当販売で業務停止
マグロ買い付け名目 架空の投資話で賠償命令
強引に浄水器販売、都が業務停止命令
顕正会の会員2人を逮捕 大学生に入会強要の容疑
エステは非日常?専業主婦9割超が「行かない」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081107-00000519-san-soci