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2008年11月07日(金) 00時28分

3キロひき逃げの容疑者、詐欺で執行猶予中「必死に逃げた」読売新聞

 大阪市北区梅田の交差点で先月21日未明、堺市東区の会社員鈴木源太郎さん(30)が車にはねられ、約3キロ引きずられて死亡したひき逃げ事件で、殺人容疑などで逮捕された吉田圭吾容疑者(22)が、大阪府警曽根崎署の捜査本部の調べに「執行猶予中だったので必死に逃げた」と供述していることがわかった。

 昨年1月に詐欺事件で執行猶予付きの有罪判決を受けており、府警は、飲酒、無免許運転の発覚とともに執行猶予の取り消しを恐れたことが犯行の動機とみている。

 発表などによると、吉田容疑者は、暴力団幹部らと共謀、出身地の熊本県内でわざと交通事故を起こし、損保会社などから計600万円余りの保険金を詐取したとして詐欺容疑で逮捕され、昨年1月に熊本地裁で懲役2年、執行猶予3年の有罪判決を受けた。ひき逃げ事件当時、執行猶予期間中だった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081107-00000000-yom-soci