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2008年11月07日(金) 13時23分

紀元会創始者の娘に懲役12年=集団暴行死の主導認定−長野地裁時事通信

 宗教法人「紀元会」(長野県小諸市)信者奥野元子さん=当時(63)=の集団暴行死事件で、暴行を主導したとして、傷害致死と犯人隠避教唆などの罪に問われた教団創始者の娘窪田康子被告(50)の判決公判が7日、長野地裁で開かれ、土屋靖之裁判長は懲役12年(求刑懲役14年)を言い渡した。
 土屋裁判長は、被告が集団暴行を主導したと認め、「紀元会内で支配的な立場を維持することをもくろんだ」と指摘。「無抵抗のまま許しを請う被害者に長時間、凄惨(せいさん)な暴行を加えた。独善的で酌量の余地はない」と指弾した。
 犯人隠避教唆罪については「組織を守る目的で、被害者家族にうその申告をさせた」とし、弁護側の無罪主張を退けた。 

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