記事登録
2008年11月07日(金) 19時48分

中3男子に警部補、腰の手錠盗まれるスポーツ報知

 福岡県警西署は7日、地域課の男性警部補(59)が2日の勤務中に腰に携帯していた手錠を盗まれ、同日中に窃盗容疑で中学3年生の男子生徒(15)を逮捕したと発表した。

 同署の清武道秀副署長は「不注意であってはならないこと。公表が遅れたのは共犯の捜査に時間がかかったためで、盗難を隠すつもりはなかった」としている。

 生徒は警部補と面識はなかったが、一緒にいた友人が警部補と親しくしているのを見て「(自分のことも)気が付いてもらいたかった」といたずらでやったことを認めているという。

 県警によると、2日午後2時ごろ、福岡市西区のマンション駐車場で近所の住民から「少年がたばこを吸っている」と通報があった。

 警部補ら3人が向かい、現場にいた中学生8人に注意。その際に数人が警部補を囲み、後ろに回ったこの生徒が腰の手錠を抜き取ったという。

 警部補は盗難に気付かないまま現場を離れ、午後7時半ごろに手錠のないことが判明。当日に8人のうち5人に事情を聴いたところ、1人が盗んだことを認めたため逮捕した。手錠は現場近くの植え込みに捨てられていた。

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20081107-OHT1T00266.htm