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2008年11月07日(金) 18時18分

西友、1700品目値下げ…食料品など最大3割スポーツ報知

 経営再建中の大手スーパー西友は7日、食料品や日用品など1700品目を、通常価格より最大で約3割値下げするセールを394の全店舗で行うと発表した。一部品目は1日から値下げしており、10日から規模を拡大して年末まで実施する。年明け以降も品目を入れ替えて継続する方針だ。

 西友は、親会社の米ウォルマート・ストアーズの主導で経営改善を進めているが、消費不振で業績は低迷しており、書き入れ時の年末年始の商戦を前に、大規模な値下げに踏み切った。記者会見した野田亨・最高執行責任者は、ウォルマートとの共同仕入れなど「あらゆる手段を通じて価格を下げていく」と述べた。

 セールの中心は、食品や日用品などの生活必需品1500品目で、10—30%値引きする。10日からは、米国産牛肉の肩ロースステーキなど、野菜も含めた輸入食材の値下げを本格実施する。

 西友は、店舗網の再編も進めており、2009年半ばまでに20店舗を閉鎖する方針。そのうち長野市の若槻店や福岡市のサニー壱岐団地店など7店舗は、今年11月末で閉鎖する。

 スーパー業界では、消費者の節約志向を受けて、イオンやイトーヨーカ堂が既に低価格セールを実施、値下げ競争が激しくなっている。

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20081107-OHT1T00251.htm