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2008年11月07日(金) 11時56分

和牛商法「ふるさと牧場」社長ら逮捕、387億円詐欺容疑読売新聞

 東京都港区の肉牛飼育販売会社「ふるさと牧場」が和牛のオーナーになれば高配当が得られるとうたって預託金をだまし取っていた疑いが強まり、警視庁は7日、同社社長の相田勇次容疑者(78)ら6人を詐欺容疑で逮捕した。

 同社は昨年までの12年間に約1万4000人から約387億円の預託金を集めており、相田容疑者は「最初から金集めが目的だった」と容疑を認めているという。

 発表によると、相田容疑者らは2003年9月〜07年10月、実際には牛の飼育をしていなかったのに、「元本は保証する。牛の売却益で配当を払う」と偽って、練馬区内の無職女性(41)ら8人から預託金名目で計1億9823万円をだまし取った疑い。

 同社は1995年2月に設立。新聞広告などで、「一口50万円で和牛のオーナーになれば、売却益から最高約10%の配当が得られる」と会員を勧誘していた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081107-00000026-yom-soci