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2008年11月07日(金) 20時47分

イランで仏教遺跡を初確認=モンゴル帝国の名残か−龍谷大時事通信

 イラン北西部で仏教寺院とみられる遺跡を確認したと、龍谷大の入沢崇教授(仏教文化学)らの学術調査隊が7日、発表した。同国で仏教遺跡が確認されたのは初めてという。調査隊は「1258年にモンゴル帝国がイルハン国を建てた際に持ち込んだチベット系仏教の名残ではないか。イランの仏教について調査が必要だ」としている。
 調査隊は10月、マラゲー近郊にあるヴァルジュヴィ石窟(せっくつ)を調査。一室の中央に直径約4メートルの八角柱が立ち、柱の側面に仏像を安置する「仏龕(ぶつがん)」と呼ばれるくぼみが複数掘られていた。別の部屋にも一列に7、8個並んでいるのが確認された。 

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