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2008年11月07日(金) 16時16分

“粉もん”10社 セット商品で競演 あす万博記念公園で初披露産経新聞

 ■ソースは命 味比べて

 大阪を拠点にお好み焼きやたこ焼き専門店をチェーン展開する大手10社が加盟する「上方お好み焼たこ焼協同組合」(大阪市中央区)が各社のオリジナルソースをそろえたセット商品を開発、8日に万博記念公園(大阪府吹田市)で開かれるイベントで初披露する。大阪土産として売り出す予定で、組合では「大阪のソースの夢の競演が実現した。味比べを楽しんでほしい」とPRしている。

 お好み焼きやたこ焼きの味を決める“命”ともいえるソース。各社それぞれにこだわりのオリジナルソースを使っていて、これを家庭でも楽しんでほしいと企画した。

 参加店舗は、大阪ぼてぢゅう▽たこばやし▽ゆかり▽千房▽鶴橋風月▽道頓堀くくる▽ねぎ焼きやまもと▽会津屋▽甲賀流▽道頓堀赤鬼。フルーティーで口当たりのいい甘口ソースや香辛料を利かしたピリ辛味のソースなどさまざま。

 たこ焼きの「道頓堀くくる」では「果物や野菜を多く使った自然な甘みが特徴」とし、また、お好み焼き店を展開する「ゆかり」は「うちは濃口ソース。トマトなどを使って、コクも甘みもあるが後味がさっぱりするよう仕上げている」とし、総務部長の大倉和久さんは「どれほど生地がよくてもソースがダメならおいしくならない。ソースはお好み焼きの命」とソースへのこだわりを語る。

 商品は今月初めに完成。100ミリリットル入り5本セットで「上方おこたこ暖簾めぐり」「上方名店味くらべ」の2タイプ。8日に万博記念公園で開かれる大阪府教育委員会主催のイベントの屋台コーナーで初披露し、販売も行う。また、今月中にも主要駅や空港の売店などで発売する計画で、価格は1500円を予定している。

 同組合の宮原寿夫理事長は、「大阪土産の定番に育てたい。家庭で味わっていただき、『また大阪でお好み焼きやたこ焼きを食べたいなあ』と思い出してほしい」と期待している。問い合わせは同組合(TEL06・6632・1800)へ。

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