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2008年11月07日(金) 13時27分

紀元会の集団リンチ事件、創設者次女に懲役12年判決読売新聞

 長野県小諸市の宗教法人「紀元会」による集団リンチ事件で、傷害致死などの罪に問われた同会創設者の次女で、元会幹部の窪田康子被告(50)(小諸市乙)の判決が7日、長野地裁であり、土屋靖之裁判長は、懲役12年(求刑・懲役14年)の実刑判決を言い渡した。

 起訴状では、窪田被告は昨年9月24日夜から25日未明にかけ、多数の会員と共謀し、小諸市の紀元会施設内で、会員のすし店経営奥野元子さん(当時63歳)に殴るけるの暴行を加えて死亡させたうえ、奥野さんの夫らに身代わりを依頼、小諸署に「家族4人で暴行した」と虚偽の説明をさせたとしている。

 一連の事件では、計39人が傷害致死などの容疑で逮捕・書類送検された。今回の判決で、起訴された26人全員に有罪判決が言い渡された。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081107-00000034-yom-soci