【ニューヨーク6日共同】6日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は米景気の先行き懸念から大幅続落、下げ幅は一時、前日比260ドル超に達し、10月30日以来、1週間ぶりに9000ドルの大台を割り込んだ。
午前10時45分現在は、205・65ドル安の8933・62ドル。ハイテク株主体のナスダック総合指数は43・51ポイント安の1638・13。
6日発表された小売り大手の10月の販売実績が低迷したほか、景気の悪化でハイテク関連など企業業績の先行きへの不透明感が強まったため、売りが膨らんだ。米週間失業保険申請数が市場予想より悪化したことも嫌気された。
前日500ドル近く急落した反動による値ごろ感から、朝方は上昇に転じる場面もあったが、幅広い銘柄に売り注文が入り、ダウ平均は下落幅を拡大した。