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2008年11月07日(金) 00時00分

「振り込め」9件、今年最多中国新聞

 10月の島根県内での振り込め詐欺被害の認知件数は9件で、今年、月間最多だった4月(8件)を上回ったことが県警のまとめで分かった。9件のうち、6件は従来主流だった現金自動預払機(ATM)を使わず、郵便小包などを悪用する新たな手口。県警は詐欺グループが対策が広がっているATMを避け、手口を変えているとみて注意を呼び掛けている。

 県警によると、10月上旬、県内の女性が自宅を訪れた銀行員を装う男にキャッシュカードをだまし取られ、計100万円が引き出される被害が1件発覚した。また、郵便事業会社の郵便小包「エクスパック」を送金手段にした手口が2件、「ゆうパック」は1件あった。

 今年1—10月の認知件数は計52件(被害総額計6380万円)となり、すでに2007年(30件)06年(51件)の年間認知件数を上回った。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200811070022.html