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2008年11月06日(木) 22時25分

<衆院選先送り>「風評被害に遭ったような」…自民・伊吹氏毎日新聞

 麻生太郎首相が年内の衆院選を先送りしたことを巡り、6日の自民党各派閥の会合で発言が相次いだ。伊吹派の伊吹文明会長は派閥総会で「まず総選挙という雰囲気の中で皆さんも努力してきたと思うが、何か風評被害に遭ったような状況だ」と述べ、早期の衆院解散の可能性を強調してきた細田博之幹事長ら党執行部を皮肉った。

 伊吹氏は「延びれば延びるほど、政党、内閣支持率はやや落ちる傾向にある。もう一度、体制をしっかり立て直さないとならない」と指摘。津島派総会では、額賀福志郎元財務相が衆院解散時期について「一番早い時期は来年度予算審議の冒頭」と述べ、来年1月の次期通常国会冒頭での解散に言及した。

 一方、早期解散を求めてきた公明党の北側一雄幹事長は6日の記者会見で「年内選挙の可能性は非常に低くなっていると言わざるをえないが、早期の解散は十分考えられ、臨戦態勢を維持する」と強調した。【仙石恭】

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