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2008年11月06日(木) 00時13分

危険運転致死の男性に無罪=無呼吸症候群の影響指摘−名古屋地裁支部時事通信

 愛知県豊橋市の信号交差点で3月、自転車の男性会社員=当時(46)=がトレーラーにはねられ死亡した事故で、危険運転致死罪に問われたトレーラーの男性運転手(45)の判決公判が5日、名古屋地裁豊橋支部であった。伊東一広裁判長は「運転手が罹患(りかん)していた睡眠時無呼吸症候群(SAS)の影響があった可能性は否定できない」として無罪(求刑懲役8年)を言い渡した。
 伊東裁判長は、運転手が重度のSASだったとの検査結果が事故後に出たことに触れ「赤信号を認識した直後に眠りに落ち、衝突直前まで走行した可能性もあり、わざと無視したとするには合理的疑いが残る」とした。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081106-00000002-jij-soci