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2008年11月06日(木) 11時13分

「下手な芝居はやめなさい」=裁判長、被告に実刑−視覚障害詐欺・札幌地裁時事通信

 全盲を装い、5年にわたり生活保護費の障害加算金などをだまし取ったとして、詐欺罪に問われた無職丸山伸一被告(51)の判決公判が6日、札幌地裁で開かれた。嶋原文雄裁判長は「福祉を食い物にした卑劣、悪質な犯行」として、求刑通り懲役4年を言い渡した。
 検察側は、被告が運転免許の更新を繰り返していたとしたが、被告側は「視覚障害は本物」と無罪を主張していた。
 嶋原裁判長は判決理由で被告が反省していないと指摘。言い渡しの後、被告に「分かりましたか。下手な芝居はやめなさい」と話し掛けた。 

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