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2008年11月06日(木) 11時28分

強引に浄水器販売、都が業務停止命令産経新聞

 東京都は6日、高齢者らを威圧して不正に高額な浄水器を契約させたなどとして、浄水器などの訪問販売業「COUSUI」(台東区)、「フォーライフ」(埼玉県)、「グレイシス」(大阪府)に対し、特定商取引法に基づいて3カ月間の業務停止を命じた。3社の社員は、いずれも同様の手口で経産省が平成18年10月に業務停止命令を出した浄水器訪問会社「サンライズコーポレーション」の社員だった。

 都によると、3社は平成18年から20年までの間、高齢者らの自宅に「浄水器の点検、検査にうかがいます」などと電話をかけて訪問。高齢者らが買うことを了承していないにもかかわらず、勝手に新しい浄水器をとりつけた。これに対し、高齢者らが「年金生活でお金がない」と言って断ると「消費者金融で借りられるようにしてやる」などと脅迫して、強引に契約させるなどした。

 契約者の最高被害額は633万円で、強引に浄水器を売りつけられたとして都には計86件の相談が寄せられていた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081106-00000518-san-soci