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2008年11月06日(木) 17時01分

「環境への取り組み」都道府県ランキング発表 エコバッグの普及は富山県がトップMONEYzine

 インターネット調査を行うブランド総合研究所は、各都道府県別の環境活動への取り組みを、全国に住む約2万人の住民に聞く調査「都道府県別エコへの取り組み調査」(9月26日〜29日)を実施した。

 回答者に「資源ごみは必ず分別している」「冷暖房の温度設定に常に気をつけている」など、環境に配慮した13の行動について聞き、都道府県ごとにそれらの得点を求めて比較したところ、最も環境への取り組みが盛んであるのは長野県という結果になった。長野県は「待機電力に気を使っている」が48.1%、「味噌汁の残りなどを下水に流さない」が12.8%でいずれも全国1位だった。同県は県の全機関や企業を対象に環境経営システム「エコアクション21」の導入をするなど、全県的な取り組みが積極的に行われている結果といえそうだ。

【関連写真】「環境への取り組み」都道府県ランキング発表 エコバッグの普及は富山県がトップ

 また、2位には京都議定書の会場となり、全国初の地球温暖化対策の条例が設定されるなど積極的な取り組みがされている京都府。以下、3位に東京都、4位には以前より琵琶湖の浄水問題に取り組んでいる滋賀県となった。一方、最も得点が低かったのは高知県(47位)。46位に徳島県、34位に愛媛県、29位に香川県と四国各県はあまり環境活動に積極的ではないようだ。

 またエコバッグの普及、すなわち「買い物の時には買い物かごや買い物袋を持参」は富山県が79.7%で1位。同県は今年4月に全国で初めてレジ袋の有料化が県内全域で一斉に行われた。一方、徳島県は25.8%にすぎず、都道府県による差が大きいようだ。

<調査の概要>
調査方法:インターネット調査
回収対象者:都道府県ごとに200人以上を回収
有効回収数:21,269人

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