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2008年11月06日(木) 21時32分

569票差で勝敗決まらず 米ネブラスカ州の選挙区中国新聞

 【ワシントン6日共同】米大統領選は民主党のオバマ上院議員が勝利したが、依然として三つの州で結果が確定していない。中でもネブラスカ州の一部では、共和党のマケイン上院議員がわずか五百六十九票差でリードし、期日前投票分などの開票で勝敗が決するのは来週の見込み。オバマ氏勝利の結果に影響はないが、全米の結果確定には時間がかかりそうだ。

 米大統領選は原則的に各州で最多得票した候補が、その州に割り当てられた選挙人を総取りする。だがネブラスカ州は制度が異なり、五人の選挙人のうち二人を州全体の最多得票者が獲得。残り三人の行方は三つの下院議員選挙区ごとの結果で決まる。

 今回はマケイン氏が州全体と選挙区二つで勝利したが、主要都市オマハを含む選挙区が大接戦となり、最後の選挙人一人の行方が未定のまま。

 地元紙によると、期日前投票分など残り約九千票の開票が完了するのは来週になる。民主党側は再集計となる見通しを示している。

 ノースカロライナとミズーリの両州も大接戦で、未決着のまま。ノースカロライナ州はオバマ氏が、ミズーリ州ではマケイン氏が小差でリード。両州とも暫定票の処理が残っている。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200811060277.html