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2008年11月06日(木) 22時15分

<JOC>ソフト強化費、再びAランク…「戦力維持」と評価毎日新聞

 日本オリンピック委員会(JOC)は6日、東京都内で常務理事会を開き、12年ロンドン五輪で除外が決まっているソフトボールと野球への来年度の強化費の配分について、ソフトボールのみ今年度並みを配分する特別措置を決めた。野球は特別扱いをせず、他の非五輪競技と同様に扱われる。

 競技団体への強化費配分の基準となるランク付けで、「特A」のソフトボールと「A」の野球は、五輪競技からの除外で最下位ランクの「D」に格下げされることが決まっている。

 しかし、ソフトボールは北京五輪で金メダルを獲得した実績を高く評価し、現在の競技力を維持するよう特別に配慮することになった。07年度はJOCの自己財源と国庫補助で約9000万円が交付されている。

 北京五輪でメダルなしに終わった野球は、プロ選手のみの編成だったこともあり、強化費配分で配慮は必要なしと判断した。

 両競技は五輪への復活を目指しており、来年10月に開かれる国際オリンピック委員会総会で、16年夏季五輪の実施競技が改めて検討される。【滝口隆司】

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