2008年11月06日(木) 21時58分

＜金融強化法＞改正案が衆院通過（毎日新聞）

　地方金融機関などの資本に公的資金の予防的な投入を可能にする金融機能強化法改正案が６日、衆院本会議で自民、公明両党などの賛成多数で可決され、参院に送られた。与党側は、安易な条件緩和に反対する民主党の主張を一部受け入れ、金融機関の経営責任を明確化するなど法案を修正した。７日に参院で審議に入る。

　民主党は６日の本会議に先立ち、与党と合意した改正案の修正部分と、修正項目を除いた部分を別々に採決するよう主張したが、与党側は反対。衆院議院運営委員会で一括採決を決めたため、本会議で民主党は改正案に反対した。

　民主党は、野党が過半数の参院で改正案をさらに修正し、農林中央金庫に資金投入する際の国会議決や、新銀行東京を対象外とすることなどを盛り込む方針。与党は、野党主導の再修正案が参院で可決された場合、６日に衆院を通過した改正案を３分の２以上の賛成で再可決し、成立させる構えだ。【高本耕太】

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