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2008年11月06日(木) 21時19分

英、1.5%の大幅利下げ=97年の独立以来最大幅時事通信

 【ロンドン6日時事】イングランド銀行(英中央銀行)は6日の金融政策委員会(MPC)で、政策金利を1.5%引き下げ、年3.0%にすると発表した。10月8日に米加欧中銀と協調して実施した0.5%の利下げに続き2カ月連続で、利下げ幅は1997年に政策決定の独立を認められて以来、最大となる。前週の日米の利下げに呼応する形で、景気の下支え姿勢を明確に示した。
 同国の7−9月の実質GDP(国内総生産)伸び率(速報値)は、前期比マイナス0.5%となり、16年ぶりのマイナス成長に転落。中銀のキング総裁やブラウン英首相は先に、リセッション(景気後退)に陥るとの見通しを示していた。 

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