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2008年11月06日(木) 00時22分

<給油延長法案>前空幕長招致を条件に採決の方針 民主党毎日新聞

 民主党は5日、歴史認識に関する政府見解に反する論文を公表した田母神(たもがみ)俊雄・前航空幕僚長の参院外交防衛委員会での参考人招致を条件に、インド洋給油活動を継続する新テロ対策特別措置法改正案の採決に応じる方針を固めた。与党も田母神氏招致を容認する方向で、改正案は今月中旬にも成立する見通しになった。

 政府に08年度第2次補正予算案を速やかに提出させるためには、改正案の審議を引き延ばさずに早期成立を受け入れるべきだと判断した。民主党参院幹部は5日夜、田母神氏の招致を6日に議決し、11日にも実施する考えを示した。与党は招致の採決には反対するものの、可決された場合は応じる構え。

 野党が改正案を参院で否決するのを受け、与党は今国会中に衆院で3分の2の賛成により再可決する。【小山由宇】

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