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2008年11月05日(水) 04時52分

男性に「三重譲渡」図る=著作権の仕組み悪用か・小室容疑者時事通信

 著作権売却話で5億円を詐取したとして逮捕された音楽プロデューサー小室哲哉容疑者(49)が、譲渡済みで売却できない全806曲のうち、約300曲の著作権を自らが役員を務める2つの関連会社に二重譲渡していたことが5日、大阪地検特捜部の調べで分かった。同容疑者らはこの事実を隠し、兵庫県の投資家男性には「三重譲渡」を持ち掛けていた。
 また300曲のうち、ヒット曲を含む計26曲の権利は関連2社が所有していると文化庁に登録。譲渡先と争いになっても、小室容疑者側が優先権を主張できるようにしていた。特捜部は、同容疑者らが一般になじみの薄い仕組みを悪用したとみて、さらに調べている。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081105-00000016-jij-soci