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2008年11月05日(水) 03時05分

春日部東高の前教頭ら4人、修学旅行先の昼食時に飲酒読売新聞

 埼玉県立春日部東高校の前教頭(51)と30〜50歳代の男性教諭3人の計4人が昨年秋、修学旅行先で昼食時に飲酒したことを当時の校長(定年退職)が把握しながら、県教育局の調査には「該当事実なし」と虚偽の報告をしていたことが4日、わかった。

 再調査で事実関係を確認した教育局は近く、4人を処分する方針。

 教育局などによると、前教頭ら4人は昨年10月18日、修学旅行先の大阪市内で、お好み焼き店に入り、昼食をとった際、ビールをジョッキ1杯ずつ飲んだ。

 今年2月、県教育長あてに「昼食時に先生がビールを飲んだ」との匿名の投書が届いたため、教育局は校長に調査を指示。前教頭は校長に対し、飲酒を認めた。しかし、投書には個人名や場所などが具体的に書かれていなかったため、校長は前教頭に「今回は教育局には報告しない」と伝え、前教頭は3教諭にも「校長に聞かれても、飲んでいないと言うように」と指示した。

 校長は教育局に虚偽の報告をしたが、今年7月に疑惑が再浮上。教育局が再調査した結果、4人とも飲酒と虚偽報告を認めたという。校長は「4人の中に異動希望者がおり、事実を報告すれば駄目になると思って伏せた」と説明した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081105-00000008-yom-soci