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2008年11月05日(水) 03時05分

交通安全行脚中の83歳、スピード違反出頭に応じず逮捕読売新聞

 長野地検松本支部は4日、道路交通法違反(速度超過)の疑いで、那覇市、無職西村亙(わたる)容疑者(83)を逮捕した。

 西村容疑者は約20年間、全国を行脚して交通事故防止を訴える活動を続けており、訪問先の長崎県諫早市役所前で、張り込んでいた地検職員に取り押さえられた。長崎簡裁は同日、罰金7万円の略式命令を出した。

 地検関係者によると、西村容疑者は2007年11月13日午後11時30分頃、長野県木曽町日義の国道19号で軽自動車を運転中、制限速度を40キロ超える時速90キロで走行した疑い。速度違反自動取締装置(オービス)に検知された。

 西村容疑者は一度、警察に出頭したが、その後、連絡が取れなくなり、地検の度重なる出頭要請にも1年近く応じない状態が続いていたことから、逮捕に踏み切った。調べに対し、「(罰金を払う)金がなかった」と供述しているという。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081105-00000007-yom-soci