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2008年11月05日(水) 02時34分

平壌の住宅建設を要請=北朝鮮、資源開発目指す外資に時事通信

 北朝鮮が最近、鉱物資源開発を希望する外国企業に対し、開発権付与の見返りに首都・平壌でのマンション建設を要請していることが4日、明らかになった。これまでの米国のテロ支援国指定の影響や経済難で慢性的な資金不足に直面する北朝鮮が、平壌の生活・産業基盤整備を目的に外資導入を図っている姿勢の一端として注目される。
 貿易業界関係者によると、北朝鮮当局は今夏、同国北部の鉱物資源をめぐる中国企業との交渉で、開発権を与える条件として「平壌で1万世帯分のマンション建設」を挙げた。中国企業側は、権益の保証などで十分な説明がなかったため、回答を留保したという。また、別の外国企業との砂利の採取権に関する協議でも、平壌の住宅建設が話題に上った。 

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