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2008年11月05日(水) 02時01分

大阪の引きずり、押収車両に血痕 黒のトヨタ・イプサム東京新聞

 大阪・梅田で会社員鈴木源太郎さん(30)が車にはねられ、約3キロ引きずられて死亡したひき逃げ事件で、曽根崎署捜査本部が発見した犯行車両とみられる黒い車に、へこみのような跡や血痕があることが4日、分かった。

 車はトヨタのミニバン「イプサム」で、大阪市此花区の建築会社の社長が所有し、事件直後に所在不明となったのは同社の20代前半の男であることも判明。

 捜査本部は同日までに車を押収し、道交法違反(ひき逃げ)容疑で詳しく検証。血痕が鈴木さんのものかどうかDNA型鑑定して調べるとともに、男が事情を知っているとみて行方を捜している。

 調べでは、車体の底部に何かに当たったようなへこみがあったほか、擦ったような跡もあった。

 車は建築会社が借りている近くの一般駐車場に止めてあり、複数の社員が業務で使用。男はこのうちの1人という。事件があった10月21日から不明になっている。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008110401000956.html