2008年11月05日(水) 01時35分

逃走の車両？発見＝底部に痕跡、大阪ひき逃げ（時事通信）

　大阪・梅田の交差点で会社員鈴木源太郎さん（30）がはねられ、約3キロ引きずられて死亡した事件で、府警曽根崎署捜査本部は4日までに、鈴木さんを引きずったとみられる黒いミニバンを大阪市此花区内の駐車場で発見した。捜査本部は所有者の男性から事情を聴くとともに、車を使っていた可能性のある別の男性の行方を捜している。
　捜査本部は、目撃証言や防犯ビデオの映像から黒っぽいワゴン車が鈴木さんをはねたとみて捜査。捜査員が1日午後、駐車場で不審な黒い車を発見、押収した。車はトヨタのミニバン「イプサム」で、車底部にはこすったような跡があった。
　車の所有者は、此花区内の建築関係の会社の40代社長。事件当日、会社のポストに同社の20代の男性従業員の名前で「会社を辞めます」と書かれた手紙が入れられており、その後連絡が取れないという。車は複数の従業員が仕事で使用しており、事件後も使われた可能性がある。　

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