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2008年11月05日(水) 00時59分

米の「赤ちゃんポスト」に10代置き去り続々…ネブラスカ州読売新聞

 【ロサンゼルス=飯田達人】米ネブラスカ州が今年7月、乳児を念頭に、育児困難な子供を受け入れる制度を導入したところ、実際には10代の子供を置き去りにする親が続出、州は年齢制限せざるをえない事態となっている。

 日本でも新生児の生命を救済するための「赤ちゃんポスト」が賛否を呼んだが、米国では、各州に「生後1か月以内」などの条件で子供を預かる制度がある。

 ネブラスカ州では、一部の州議員から「年齢を多少オーバーしても受け入れるべきだ」という意見が出て、法律の条項では、対象を単に「子供」とした。

 ところが、同州は「子供」を18歳未満の者と定義している。これまでに26人が病院などに預けられたが、1歳以下は1人だけで、17歳の4人を含めて10歳以上が22人に上った。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081105-00000003-yom-int