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2008年11月05日(水) 22時41分

精巧な動き、からくり人形にびっくり 群馬産経新聞

 日本のものづくりの原点を学ぶことを目的とした「からくり人形教室」が5日、群馬県の伊勢崎市立境小学校(富岡勇治校長、児童数387人)で行われた。4年生以上の201人が参加し、日本の科学技術の源流ともいえる「からくり」(機械工学)による人形の精巧な動きに感嘆の声を上げた。

 からくり人形は、江戸時代に時計の技術を人形に採り入れたのが始まりといわれ、茶碗を乗せると前に動き出す「茶運び人形」は特に知られる。この日の授業は、未来を切り開く知恵を持った子を育成することを目標に、からくり人形師の半屋仁京氏(本名・山本弘さん)を講師に招き、開催された。

 半屋さんは、茶運び人形などを使い、からくり人形が生まれた歴史や優れた技術を、クイズなどを交えながら解説。動力のゼンマイが、セミクジラのヒゲでつくられたことを知った子供たちは「すごい」と、江戸時代の「からくり技術」に驚いていた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081105-00000619-san-soci