記事登録
2008年11月05日(水) 22時39分

<石油元売り大手>売上高が全4社で2けた大幅増 9月中間毎日新聞

 石油元売り大手4社の08年9月中間連結決算は、原油価格の高騰に伴って石油製品の販売価格が上昇し、売上高が全社で2けたの大幅増になった。しかし、原料の調達コストの上昇ほど石油化学製品の販売価格が上がらなかったことが収益を圧迫。自社工場で使う燃料費の負担も拡大し、新日本石油と、ジャパンエナジーを傘下に持つ新日鉱ホールディングスの2社が経常利益、最終(当期)利益とも減益となった。

【谷川貴史】

 ◆石油元売り大手4社の08年9月中間連結決算◆

          売上高        最終利益

新日本石油 42836(28.4) 201(▼76.2)

新日鉱HD 23785(18.3) 457(▼10.3)

出光興産  22803(34.3) 189(37.2)

コスモ石油 20145(25.8) 305(31.3)

(注)単位・億円。カッコ内は前年同期比伸び率%。▼はマイナス

【関連ニュース】
ガソリン価格:出光、13〜19日の卸値6円値下げ
ガソリン価格:5月以来の水準に下落
am/pm
ジャパンエナジー社会貢献担当課長・近藤奈美さん
新日鉱ホールディングス(5016)は300円台を回復 業績下方修正も、足元の株価下落で悪材料出尽くし感が台頭

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081105-00000154-mai-bus_all