記事登録
2008年11月05日(水) 22時18分

<09年3月期決算>上場企業、7期ぶり減益の見通し毎日新聞

 東証1部上場企業の09年3月期連結決算の経常利益が7期ぶりに減少に転じる見通しになったことが5日、新光総合研究所の調査で分かった。金融危機拡大による世界景気の減速、急激な円高や原材料高の影響で、08年9月中間連結決算が7年ぶりの減益に陥り、10月以降も経営環境の好転が望めないためだ。

 新光総研は、継続して集計できる企業(金融を除く1227社)のうち、4日までに中間決算を発表した548社(全体の44.7%)の結果と、09年3月期見通しをまとめた。

 中間決算は、売上高が前年同期比4.7%増、経常利益は同19.4%減。10月以降に09年3月期の業績予想を下方修正したのは前年同期の2倍以上の281社。09年3月期は売上高が同2.2%増だが、経常利益は同21.9%減に落ち込む見通し。【野原大輔】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081105-00000151-mai-bus_all