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2008年11月05日(水) 21時50分

産科・救急連携、年内に提言=厚労省懇談会が初会合時事通信

 東京都内で救急搬送された妊婦が8病院に受け入れを拒否され死亡した問題で、周産期医療と救急の連携の在り方などを話し合う厚生労働省懇談会(座長・岡井崇昭和大教授)の初会合が5日開かれ、年内に提言をまとめることで一致した。
 冒頭、舛添要一厚労相が「周産期医療と救急との連携の必要性を如実に感じている。背景に医師不足など医療体制全体の問題がある。12月まで集中審議し、いい連携策をつくりたい」とあいさつした。
 続く自由討論では、委員から「産科医不足解消には、出産などで離職した女性医師の活用が手っ取り早い」と職場環境の整備を求める意見や、医療機関の受け入れ態勢を把握する周産期医療情報システムについて「都道府県単位ではなく広域で活用できるようにするべきだ」などの意見が出た。 

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