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2008年11月05日(水) 21時33分

<露大統領>新型ミサイル配備へ 米MDに対抗毎日新聞

 【モスクワ大前仁】ロシアのメドベージェフ大統領は5日、就任以来初の年次教書演説を行い、米国が東欧で進めるミサイル防衛(MD)計画への対抗措置として、欧州と隣接する飛び地のカリーニングラード州に新型ミサイル「イスカンデル」を配備する方針を明らかにした。さらに西部地域にMDシステムの妨害を狙った電子無線施設を新設すると表明し、米国への対抗姿勢を鮮明にした。

 大統領はMDへの対抗措置として「海軍能力を駆使することも考慮する」と言明。またロシア政府は当初、10年までにモスクワ南西部に展開するミサイル大隊の撤収を検討していたが、同部隊の駐留を続ける方針も示した。イスカンデルは射程280キロ。

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