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2008年11月05日(水) 00時00分

フィギュア高橋は靱帯断裂か 今季絶望の可能性も中国新聞

 フィギュアスケート男子のエースで、来季のバンクーバー冬季五輪の有力なメダル候補として期待される高橋大輔たかはし・だいすけ(22)=関大大学院=が10月末の練習中に右ひざを負傷し、靱帯じんたい断裂の疑いがあることが4日、分かった。高橋は7日に精密検査を受けるが、最悪の場合、五輪プレシーズンの今季を棒に振る可能性も出てきた。

 複数の関係者によると、高橋は練習中にジャンプで着氷した際にひざを痛め、現在も歩行が困難な状態。日本スケート連盟は4日、高橋が今季の初戦に予定していた6日からのグランプリシリーズ第3戦、中国杯を欠場するとだけ発表したが、フィギュア関係者からはすでに、高橋が来年3月の世界選手権を欠場した場合の五輪出場枠確保への影響を懸念する声も出ている。

 2006年トリノ五輪で8位だった高橋は、07年に東京で開催された世界選手権で日本男子初の銀メダルを獲得。優勝を狙った昨季の世界選手権は4位だった。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200811050098.html