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2008年11月05日(水) 17時54分

ニチイ学館、子会社を解散医療介護CBニュース

 ニチイ学館(東京都千代田区)は11月4日、訪問介護を中心に展開する100%子会社の平成介護(東京都港区)を解散すると発表した。事業をニチイ学館グループに吸収する形で来年3月末に清算を完了する。

 平成介護は都内を中心に訪問介護事業などを展開しており、昨年10月24日にニチイ学館の完全子会社となった。資本金は5200万円、2008年3月期決算では売上高は3億800万円で、営業損益は248万円の赤字、経常損益は341万円の赤字、純損益は2165万円の赤字だった。従業員数は66人。
 ニチイ学館は、「東京都での事業エリアが重複していることなどもあり、グループの在宅介護事業の運営効率化のためにも、今回解散を決定した」としている。従業員は再配置などを行い、利用者には継続的にサービスを提供する方針。

 ニチイ学館は、子会社解散に伴い2008年9月の中間決算で、貸倒引当金繰入7500万円と関係会社株式評価損400万円を、特別損失として計上する。


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