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2008年11月04日(火) 09時36分

うつろな表情、視線そらす=小室容疑者、肩落とし−大阪地検周辺に報道陣100人時事通信

 小室哲哉容疑者(49)を乗せた大阪地検のワンボックスカーは4日午前8時10分、取り調べのため、大阪市福島区にある検察庁の地下駐車場に滑り込んだ。車内の小室容疑者は、うつろな表情で報道陣から視線をそらした。逮捕後は、肩を落としうなだれた様子だった。
 同日朝、宿泊していた大阪市内のホテルに地検の係官が出向き、任意同行を求められると、小室容疑者はうっすらと涙を浮かべ車に乗り込んだ。
 後部座席中央に座った小室容疑者は、トレードマークの茶髪姿で、黒のパーカーに白いTシャツのラフな格好。地検の係官に両脇を挟まれ、正面を見据えて口を真一文字に結び、うつろな表情。カメラのフラッシュの嵐を避けるように顔をそむけるしぐさも見せた。
 同日正午前ごろ、逮捕された小室容疑者は大阪地検の車で大阪市都島区の大阪拘置所へ。車内では眼鏡を掛け、視線を下に落としたまま。がっくりと肩を落とし、うなだれた様子だった。入り口前に待ち構えた報道陣を背に、車は拘置所内へと姿を消した。
 任意同行の際、大阪地検の庁舎近くの交差点に車が姿を現すと、詰め掛けた100人近い報道陣が一斉に取り囲んだ。クラクションや怒声、地検係官の「どいて、どいて」などの叫び声。上空には取材ヘリが飛び交い、周辺は騒然とした雰囲気に包まれた。
 検察庁付近にはオフィスビルが立ち並び、通勤途中の会社員らが驚いた様子で見守っていた。 

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081104-00000045-jij-soci